当センターでは日頃の活動や調査研究の成果を紹介し意見交換を行う場として先端建設技術発表会を開催しています。センター設立20周年を迎えた今年は、記念事業として各地でセミナーを開催しています。平成20年3月6日(木)には165名の方をお迎えして沖縄でセミナーを開催いたしました。総括講演として、当センターの三谷理事長から「これからのインフラ整備」と題して社会インフラの整備、マネジメントを的確に進めるための技術開発と活用に関する取り組み状況について講演しました。
1 「インフラ資産の現況とアセットマネジメント」 (社)沖縄建設弘済会 理事長 古木 守靖 氏
高経年化する社会資本の維持管理・更新を資産運用として捉え、サービスの適正化と費用の最小化を図ることを目的としたアセットマネジメントの導入についてご講演をいただきました。
2 「沖縄の地域に根ざした技術・環境づくりの取り組み」 (社)沖縄建設弘済会 参与 友寄 孝 氏
沖縄の地域特性に根ざした技術と環境を調査研究する機関として、平成8年に「技術環境研究所」が設置されており、その役割についてご紹介いただきました。
専務理事 岡原 美知夫
リスクマネジメント技術の道路分野における適用事例と、プロセス定着のメリット・課題について紹介しました。
1 西湘バイパスの台風による道路崩壊と復旧 | 研究第三部長 中山 茂 |
平成19年9月の台風9号により、道路構造物が約1kmに渡り崩壊した西湘バイパスの崩壊のメカニズムと応急復旧~本復旧の対策方針策定までの取り組みについて報告しました。
2 建設リサイクルに係る技術開発の動向 | 企画部長 西田 穂積 |
建設リサイクルの現状分析と主要品目における課題の紹介、リサイクル新技術の事例について報告しました。
3 プロジェクトマネジメント(PM)の活用方策 | 東北センター長 小松 直文 |
効率的な事業執行管理を目的としたPM手法について、その運用をサポートするシステムの紹介と活用方策について報告しました。