先端建設技術セミナー

 先端建設技術セミナー in 北陸


開催の趣旨

財団法人先端建設技術センターは、建設事業における先端技術の調査研究・開発、普及を目的に、平成元年に設立されました。以来20年間にわたって、高度な技術知識と豊富な実務経験を有するセンター内の技術者がチームを組んで、また特定分野における学識者・経験を有する外部専門家と連携して、社会インフラの整備や関連のマネジメントに関する技術課題の解決について取り組んでまいりました。関係された方々のご協力のおかげで、努力の結晶とも言うべき傑出した調査・研究成果が得られ、また貴重なノウハウ、固有のデータベースがセンター内に蓄積されてきています。これまでに培った研究成果を広く紹介することが重要と考え、東京をはじめとして、大阪、沖縄、札幌、名古屋、仙台でセミナーを開催してまいりました。


開催の概要

平成21年11月30日(月)には、国土交通省北陸地方整備局をはじめ、関係各位のご支援、ご協力のもと、はじめて新潟でセミナーを開催したところ、行政機関、研究機関、設計・施工関係者など200名を超える多くの関係者のご参加を頂きました。また、発表に対する熱心な質問や開催内容や運営等に関しましても、多くの方々から大変貴重なご意見を頂き大変盛況なセミナーを開催することができました。

講演

特別講演 「橋梁技術の課題と展望」

長岡技術科学大学 工学部環境・建設系 教授 長井 正嗣 氏
高度経済成長期に建設された道路橋が今後老朽化が急速に進展することが懸念されています。国内外においても、斜材の破断や供用中に崩落するという悲惨な事故も発生しています。講演では、橋梁の信頼性を高め、負担(労力、コスト)を軽減する技術開発など、高度な技術力を要する分野の技術開発を今後早急に推進する必要があることから、国内外における橋梁技術の課題と展望についてご説明頂きました。


講演 「北陸地方整備局における情報化施工の取組み」

国土交通省 北陸地方整備局 地方事業評価管理官 坂上 悟 氏


先端建設技術センターの研究成果発表

1 道路土工の耐震対策 研究第三部長 松尾 修
2 地震による被災堤防の応急復旧ガイドラインの作成 研究第二部長 宮本 高行
3 無人化施工の動向と災害対応事例 普及振興部次長 古澤 正紀
4 総合評価落札方式の事例研究 研究第一部長 新 一真