新技術海外展開支援 - Overseas Promotion of Japanese Technology -

Seminar on Japanese Construction Technology in Thailand 2025

(一財)先端建設技術センターでは、海外の建設工事に役立つ日本の建設技術に関し、現地のポテンシャルユーザーへの新技術の紹介、情報交換、交流を行う場をコーディネートする取組みを実施していきます。
2025年7月に第4回セミナーを以下のとおり開催します。

セミナー名 Seminar on Japanese Construction Technology in Thailand 2025
主催 (一財)先端建設技術センター
後援 在タイ日本国大使館
国土交通省
独立行政法人 国際協力機構 タイ事務所
独立行政法人 日本貿易振興機構 バンコク事務所
バンコク日本人商工会議所
日時 2025年7月30日(水)、31日(木)の2日間
10:00~16:30(現地時間)
場所 タイ バンコク 会場:在タイ日本国大使館 周辺地図

聴講希望について(参加無料)

聴講を希望する方は以下フォームよりお願いします。



セミナー聴講に際しての留意事項

※フォームより聴講事前登録をお申込みいただいた方あてに、聴講事前登録証がメールにて送付されます。聴講事前登録証は、名刺とともにセミナー会場入り口の受付にてご提示ください。(印刷もしくは携帯電話保存画面)

※在タイ日本国大使館領事館入館時に写真付の身分証明書(パスポートのコピー等)が必要となりますので、あわせてご持参ください。

※セミナー会場は駐車不可ですので、電車等をご利用下さい。


セミナー発表技術

本セミナーにて発表する技術は以下のとおりです。(発表日時が入れ替わる場合がありますのでご了承ください。)
詳細が決まり次第、セミナープログラムを当サイトにて公表いたします。

技術分野: ①地盤改良技術 ②洪水・排水対策技術 ③維持管理技術
2025年7月30日(水)

発表者 :本州四国連絡高速道路株式会社

技術名 :BIMモデルとMR技術を活用した橋梁点検支援ツール

技術概要:タブレット端末のカメラ映像とBIMモデルをMR技術で重ね合わせ、橋梁点検を効率化する支援ツール。
移動時も自動調整され、画面上で部材を選択して変状の詳細位置を記録可能。
維持管理情報を含むBIMモデルと連携し、撮影画像や点検調書の入力作業を効率化。

技術分野:

発表者 :一般財団法人首都高速道路技術センター

技術名 :スマートインフラマネジメントシステム

技術概要:インフラの効率的な維持管理及び大規模地震など災害時の迅速な支援を実現するため、スマートインフラマネジメントシステム(i-DREAMs)を開発した。このシステムは、各種データをGIS(地理情報システム)プラットフォームに統合し、デジタルツインによる高度で革新的な維持管理を実現する。

技術分野:

発表者 :株式会社長大

技術名 :斜張橋ケーブル点検ロボット 【VESPINAE】

技術概要:4機のビデオカメラを搭載した機体をプロペラ推進させ、迅速、安全、かつ高精度にケーブル点検、画像解析する先端技術。

技術分野:

発表者 :太洋塗料株式会社

技術名 :バッファーコート

技術概要:シリコーン100%コーティング材を用いた防錆・防水工法

技術分野:

発表者 :大成建設株式会社

技術名 :コンクリート構造物のひび割れ自動検出および定量評価システム t.WAVE(ティードットウェーブ)

技術概要:本技術は、撮影画像からひび割れをAI により自動検出し、出力したひび割れ検出画像をウェーブレット変換してひび割れ幅や長さを評価・集計処理するシステム。
● AI によるひび割れ自動検出技術
ドローンに搭載されたデジタルカメラや三脚に固定したデジタル一眼レフカメラで撮影した画像から、AI によりひび割れを自動的かつ高精度に検出することが可能。
● ウェーブレット変換によるひび割れ幅・長さの定量評価技術
ウェーブレット変換は、画像内の線状の特徴量の評価に適した画像解析技術で、t.WAVEではひび割れの幅や長さを撮影画像の1画素ごとに算出できる。

技術分野:

発表者 :株式会社エイト日本技術開発

技術名 :360EDITOR inMap(構造物管理データ電子地図ファイリングシステムを活用した全天球写真モデリングシステムの開発)

技術概要:「inMap」は、電子地図上に各構造物のデータフォルダをリンクさせた管理システムである。毎年増加する資料の整理・管理を簡素化できる。
「360EDITOR」は、全天球写真にさまざまなデータを添付できる資料管理・プレゼンテーションシステムである。短時間でモデル作成ができ、データ容量を小さく抑えることができる。
「inMap」に「360EDITOR Viewer版」を組み込むことで、地図上で構造物のデータに加え、施設全体をストリートビューのように360度確認できるため、施設全体の統括管理において効果的である。

技術分野:

2025年7月31日(木)

発表者 :秩父ケミカル株式会社

技術名 :プラスチック製雨水貯留構造体
「ニュープラくん、ニュートレンチくん」 他

技術概要:プラスチック製の地下貯留構造槽を構築し、雨水を貯留・浸透させることで流出抑制、浸水被害の軽減に寄与する施設である。
ニュープラくんは、大型の貯留槽に適した施設であり、ニュートレンチくんは、建物脇や排水経路等の縦列設置に適した施設である。

技術分野:

発表者 :日之出水道機器株式会社

技術名 :鋳鉄製グレーチング

技術概要:ダクタイル鋳鉄製グレーチングは、高強度で耐久性に優れた製品である。
蓋枠一体構造でガタツキがなく、一般的な鋼製グレーチングと比較して2倍の耐久性がある。
表面の突起構造でタイヤの滑りを抑止し、路面調整が容易で、坂道でも段差が生じにくい構造となっている。

技術分野:

発表者 :青木あすなろ建設株式会社

技術名 :無線遠隔操縦式水陸両用ブルドーザ工法

技術概要:水陸両用ブルドーザは、水深7mまでの浅水域を作業領域とする無線遠隔操縦式の水中建設機械である。
施工実績は、河川、海岸、ダム等で1,200件以上あり、特に防災・減災対策としての港湾・河川の浚渫工事が多い。
また危険区域での災害復旧工事でも活躍している(無人化施工)。
現在、当社とコマツは、自動制御・電動式の次世代「水中施工ロボット」開発を共同で進めている。
大阪・関西万博では、コマツと共同で「未来の水中工事」を出展している。

技術分野:

発表者 :日本工営株式会社

技術名 :洪水予測と災害の全容把握

技術概要:タイ国王立灌漑局RIDが管理するパサックジョラシッドダムで日本製のXbandMPレーダーを用いた高精度の雨量観測を行い、その結果をダム貯水池管理に活用した事例を紹介する。 また、衛星データを活用した災害時の被災状況の全容把握について、日本国内における官民連携事業の取り組みを紹介する。
国内外の複数の衛星を活用した早期観測と、災害情報の可視化までをワンストップ化することで迅速な被災状況の把握が期待できる。

技術分野:

発表者 :三信建設工業株式会社
SANSHIN CONSTRUCTION (THAILAND) CO., LTD.

技術名 :ラピッドジェット工法

技術概要:ジェットグラウト工法は日本で開発された地盤改良工法で、高圧のセメントスラリーと空気を地盤中に噴射することにより地盤を切削し、地盤と撹拌・混合することにより高品質な柱状の改良体を構築します。小型の設備により施工が可能であることから、都市部における社会基盤整備には必要不可欠な工法である。
ラピッドジェット工法は海外の地盤や設備に最適化されたジェットグラウト工法で、従来技術よりも大きな径の改良体を高速で施工することができる。

技術分野:

発表者 :株式会社エコ・プロジェクト

技術名 :環境に安全な無機系固化材「泥ん固」

技術概要:環境に安全な無機系固化材「泥ん固」は、周辺環境に負荷を与えない地球にやさしい土質・地盤改良材である。
農地ほ場などの農業土木をはじめとする、地下水や土壌環境に配慮が必要な場所での工事や、豪雨水害の被災地などでも使用可能な固化材として広く普及している。

技術分野:

発表者 :芦森工業株式会社
株式会社トクヤマエムテック

技術名 :パレスシート工法

技術概要:パレスシート工法は軟弱地盤の表層改良工法である。2022年バンセンビーチの護岸沈下対策で施工した。日本国内では住宅基礎にも使用されている。地震大国日本で生まれた技術はタイ国内でもその真価を発揮できる。

技術分野:


問い合わせ先

(一財)先端建設技術センター 研究部   担当 : 石丸 慶三
Tel : 03-3942-3992
Fax : 03-3942-0424
E-Mail : seminar@actec.or.jp