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共同研究

 山岳トンネルへのAI(人工知能)活用に関する研究開発

 山岳トンネルの施工においては、施工経験の豊富なトンネル技術者が切羽観察や変位データ等の情報を基に地山の評価を行っており、若手技術者による評価を支援すること、また、山岳トンネル工事における災害の多くは、切羽における小規模の岩塊、土砂等の落下による肌落ち災害であり、その防止のために、迅速な肌落ち予測が望まれ、ICT・AI の活用がそれらの解決に向けた取り組みとして期待されている。一方、トンネル分野において、AI の活用に必要となるデータについては、その取得の方法や内容も発注者や企業者で不統一であり、その数も限られており、トンネル工事に携わる企業が協力し、国交省や参加各社の収集データを活用し、問題解決に取り組む必要がある。
 そのために、切羽評価時間の半減、吹付けの最適化による肌落ち現象の削減による切羽監視責任者、作業員等の肌落ち災害の防止を目指して、産学官の知見等を集結し、効率よく学習するためにどのようなデータが必要かの検討、AI による切羽地質評価や肌落ち予測の支援プログラムの作成、それらの妥当性の検証等について研究開発を平成30 年度より行っている。
 令和3 年度に、切羽判定表の作成及び肌落ち予測の支援プログラムを作成して、共同研究開発メンバー(※)で試適用している。令和4 年度以降、成果の一般ユーザーへの展開を目指して活動する予定である。
 なお、令和元年度及び令和2 年度の2 年間は、建設技術研究開発助成を受けて研究開発を実施している。

(※)共同研究開発メンバー
 (一財)先端建設技術センター、東洋大学、(株)安藤・間、鹿島建設(株)、清水建設(株)、戸田建設(株)、
 基礎地盤コンサルタンツ(株)、(株)想画、日本システムウエア(株)